LINE・チャットだけで相談できる窓口はある?
- 電話をかけなくても、LINEやチャットだけで相談できる公的な窓口があります。
- 「よりそいホットライン」は電話だけでなく、SNS(12時〜22時)やメール(24時間)でも相談できます。
- 「生きづらびっと」「こころのほっとチャット」は、LINEやチャットからの相談を専門にしている窓口です。
- お金・住まい・仕事の悩みも、まずはチャットで相談してから、専門の窓口につないでもらうことができます。

「声を出したくない」まま相談していい
相談は、電話でなければいけない、と思っていませんか。そんなことはありません。声を出すのがつらい。今の状況を話すと泣いてしまいそうで怖い。まわりに聞かれたくない。そう感じている人のために、文字だけで相談できる窓口が、いくつも用意されています。
「相談する」というと、大げさに聞こえるかもしれません。ですが、最初の一言は「今日、しんどいです」だけで大丈夫です。そこから、窓口の人が話を聞きながら、必要な支援につないでくれます。
LINE・チャットで相談できる主な窓口
ここでは、電話が苦手な人でも使いやすい窓口を紹介します。
- よりそいホットライン
もともとは電話相談の窓口ですが、SNS(チャット形式)でも相談できます。受付時間は12時〜22時ごろです。日本語だけでなく、複数の外国語にも対応しています。メールでの相談は24時間受け付けています。正式には、一般社団法人社会的包摂サポートセンターが運営しています。
- 生きづらびっと
LINEを中心に相談を受け付けている窓口です。「生きるのがしんどい」と感じるあらゆる悩みに対応しています。まずはLINEの友だち追加から始められます。
- こころのほっとチャット
NPO法人が運営する、SNS・チャット形式の相談窓口です。ひとりで抱えている不安や悩みを、チャットでゆっくり話すことができます。
これらの窓口は、いずれも無料で使えます。「こんな相談をしていいのかわからない」という内容でも、断られることはありません。お金のこと、住まいのこと、仕事のこと、家族のこと、なんでも構いません。
今日、何から相談すればいい?
今すぐ動くなら、次の順番がおすすめです。
- まず、内閣府の「あなたはひとりじゃない」ポータルサイトを開いてください。地域や悩みの種類から、相談窓口を検索できます。
- 電話がどうしても無理なら、「生きづらびっと」か「こころのほっとチャット」のLINE・チャットから話しかけてみてください。
- お金や住まいなど、具体的な制度の相談につなげたい場合は、「よりそいホットライン」のSNS相談(12時〜22時)を使うと、話を整理しながら次の窓口を案内してもらえます。
最初から、完璧に状況を説明できなくて大丈夫です。「うまく言葉にできないけれど、しんどいです」でも、十分に伝わります。
チャット相談窓口には2つの役割がある
チャット相談の窓口は、大きく2つの役割に分かれます。
1. 気持ちを聞いてもらうための窓口
生きづらびっと、こころのほっとチャットなどは、まず今のつらさを言葉にする場所です。すぐに制度の話をする必要はありません。「聞いてもらうだけでいい」という使い方も、もちろんできます。
2. 具体的な支援につなげるための窓口
お金・住まい・仕事など、具体的な困りごとがある場合は、よりそいホットラインのSNS相談で状況を伝えると、生活困窮者自立支援制度の窓口や、自治体の福祉の窓口につないでもらえることがあります。「制度の名前も、どこに行けばいいのかもわからない」という段階でも大丈夫です。まずは今の状況を伝えるところから始めてください。
相談窓口の一覧(電話番号・LINE・URL)
チャット・LINEで相談できる主な窓口をまとめます。
- あなたはひとりじゃない(内閣府ポータルサイト): 悩みの種類・地域から相談窓口を検索できます。
- よりそいホットライン: 電話0120-279-338/SNS相談(12時〜22時)/メール相談(24時間)
- 生きづらびっと: LINEでの相談窓口
- こころのほっとチャット: NPO法人東京メンタルヘルス・スクエアが運営するSNS相談
よりそいホットライン:https://www.since2011.net/生きづらびっと:https://yorisoi-chat.jp/こころのほっとチャット:https://npo-tms.or.jp/sns/
これらの窓口は、直接お金を貸してくれたり、部屋を用意してくれたりする場所ではありません。ですが、「次にどこへ相談すればいいか」を一緒に考えてくれる、最初の入り口として使えます。
相談前に準備するものはある?
チャット・LINE相談を始めるのに、特別な書類は必要ありません。
- スマートフォンやパソコンなど、LINE・インターネットが使える機器
- 今の状況を、思いつく範囲でメモしておく(お金のこと、住まいのこと、体調のことなど)
- 話したくないことは、無理に話さなくていい、という気持ち
制度の申請(住居確保給付金や生活保護など)に進む段階になったら、その時に必要な書類は、窓口の人が教えてくれます。最初の相談の時点では、何も準備できていなくても問題ありません。
LINE・チャット相談を使うときの注意点
- チャット・SNS相談は、時間帯によってつながりにくいことがあります。よりそいホットラインのSNS相談は12時〜22時ごろの受付ですが、混雑状況によって順番待ちが発生する場合があります。
- 緊急に命の危険がある場合は、チャットの返信を待たず、110番(警察)や119番(消防・救急)への連絡を優先してください。
- LINE相談を装った詐欺的なアカウントも存在すると言われています。必ず、各団体の公式サイトに掲載されているリンクから友だち追加をしてください。
- チャット相談の内容だけで、具体的な制度の可否が決まるわけではありません。最終的な判断は、制度ごとの窓口(福祉事務所など)で行われます。
LINE・チャットがうまく使えなかったときは
「LINEもチャットも、うまく使えなかった」という場合もあると思います。
- お住まいの市区町村の「自立相談支援機関」に、直接、窓口や電話で相談する方法もあります。
- 家族や友人など、身近な人に、まず今の状況を話してみるのも一つの方法です。
- 地域によっては、対面での「よりそい相談」を実施している場合もあります。お住まいの自治体の福祉窓口に確認してみてください。
どの方法も難しいと感じたときは、無理に一人で選ぼうとせず、まず「あなたはひとりじゃない」ポータルサイトで、今の自分に合いそうな窓口を探すところから始めてください。
よくある質問
Q. LINEやチャットの相談は無料ですか?
A. はい、紹介した窓口はすべて無料で利用できます。
Q. 匿名で相談できますか?
A. はい、名前を名乗らずに相談できる窓口がほとんどです。ただし、具体的な制度の申請に進む場合は、その段階で本人確認が必要になることがあります。
Q. 相談したら家族や会社に知られますか?
A. 相談内容が第三者に伝わることは基本的にありません。ただし、緊急性が高いと判断された場合は、安全確保のために関係機関と連携することがあります。
Q. 深夜でも相談できる窓口はありますか?
A. よりそいホットラインの電話相談は24時間対応です。LINE・チャット形式の窓口は団体ごとに対応時間が異なるため、事前に確認してください。
Q. 英語や他の言語でも相談できますか?
A. よりそいホットラインは日本語のほか複数の外国語にも対応しています。他の窓口は日本語のみの場合があるため、事前の確認をおすすめします。
本記事は2026年8月時点の情報を基に、再起堂編集部が公開前に内容を確認しています。制度名・金額等は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイト・窓口でご確認ください。
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