内定から初給料まで、生活費はいくら足りなくなる?
- 就職が決まっても、初めての給料が出るまでには1〜2ヶ月かかることがあります。
- 生活福祉資金の「緊急小口資金」は、初回給与支給までの生活費として使える場合があります。
- 労働金庫の内定者向けローンは、生活費そのものより新生活の準備費用が中心です。
- 消費者金融に頼る前に、必ず無料の相談窓口に相談してください。
なぜ内定から初給料までお金が足りなくなりやすいのか
就職先が決まって、ひと安心。でも、初めての給料が出るのは、思っているより先かもしれません。会社によっては、入社した月の給料が翌月末、あるいは翌々月に支払われることもあります。
やさしく言うと、「働き始めても、お給料がすぐには入ってこない」ということです。
多くの会社は、給料を「先月分をまとめて、今月末に支払う」という形にしています。そのため、入社してから最初の給料日までは、1ヶ月以上お金が入らないことも珍しくありません。
さらに、引っ越しや通勤用の服・靴などの初期費用がかさむ時期でもあるため、手持ちのお金が急に減りやすいタイミングです。
この記事では、内定から初めての給料までの生活費が足りない時に、使える制度や相談先をまとめました。
今日中にやること:給料日の確認と不足額の計算
- 内定先の給料日と、初めて給料が支払われる日を確認してください(求人票・雇用契約書に書かれています)。
- 今の手持ちのお金と、初給料までにかかる生活費(食費・交通費・住居費など)を書き出して、不足額を把握してください。
- 不足額が分かったら、後述する「緊急小口資金」の窓口(市区町村の社会福祉協議会)に早めに相談してください。審査には時間がかかるため、余裕を持って動くことが大切です。
生活費の不足を埋める3つの方法
生活福祉資金の「緊急小口資金」を使う
やさしく言うと、「一時的にお金が足りない人が、少額を借りられる制度」です。正式には、生活福祉資金貸付制度の「緊急小口資金」といいます。
この制度は、医療費や介護費がかかったときだけでなく、「初回給与支給までの生活費が必要なとき」も対象になると案内されています。就職が決まっている方にとって、使える可能性がある制度です。
- 貸付上限額:10万円以内(1,000円単位)
- 窓口:お住まいの市区町村の社会福祉協議会
- 審査期間:申込から1週間程度が目安(地域や時期によって変わります)
最新の上限額・審査期間・必要書類は、必ず窓口で確認してください。
労働金庫(ろうきん)の内定者向けローンを検討する
労働金庫という金融機関には、就職内定者向けのローン商品があります。ただし、このローンは主に引っ越し・家具・家電の購入など「新生活の準備費用」を目的としたものが中心です。日々の食費・交通費といった生活費そのものに使えるかどうかは金庫・商品ごとに異なるため、利用を考える場合は各労働金庫に直接確認してください。
また、ローンである以上、借りたお金は将来必ず返済が必要です。返済計画を立てられるかを、契約前によく確認してください。
勤務先の前払い制度を確認する
会社によっては、給料の一部を先に受け取れる「前払い制度」を用意している場合があります。制度があるかどうかは会社ごとに異なるため、入社前・入社後に人事担当者へ確認してみてください。
相談する窓口はどこ?
- 市区町村の社会福祉協議会:緊急小口資金の申込窓口です。
- 自立相談支援機関:緊急小口資金を借りる前提として、相談を求められる場合があります。まずここに相談すると案内がスムーズです。
- 労働金庫の各支店:内定者向けローンの相談先です。
申込みに必要な書類・準備するもの
- 内定通知書、雇用契約書などの就職を証明できるもの
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 世帯の状況が分かるもの(収入がある家族がいる場合など)
借りる前に知っておきたい注意点
- 緊急小口資金は「貸付」であり、いずれ返済が必要です。借りる前に、初給料から少しずつ返せる金額かを確認してください。
- 消費者金融は審査が早い一方、金利が高くなりがちです。まずは無料で相談できる社会福祉協議会・自立相談支援機関に相談することをおすすめします。
- 制度の内容・上限額は変更されることがあります。最新情報は必ず公式サイト・窓口で確認してください。
緊急小口資金が使えない場合の代替案
- 家族や知人に一時的に借りられないか相談する(借用書を作るなど、後のトラブルを避ける工夫も検討してください)
- 生活必需品を一時的に借りられる支援(自治体やNPOの物資支援)を探す
- 入社日を会社と相談し、給料日までの期間を短縮できないか確認する
よくある質問
Q. 緊急小口資金はどんな時に使えますか?
A. 医療費・介護費だけでなく、「初回給与支給までの生活費が必要なとき」も対象になると案内されています。貸付上限額は10万円以内(1,000円単位)で、窓口はお住まいの市区町村の社会福祉協議会です。
Q. 労働金庫の内定者向けローンは生活費に使えますか?
A. このローンは主に引っ越し・家具・家電購入などの新生活準備費用が中心です。生活費そのものに使えるかは金庫・商品ごとに異なるため、各労働金庫に直接確認してください。
Q. 緊急小口資金の審査にはどのくらいかかりますか?
A. 申込から1週間程度が目安ですが、地域や時期によって変わります。
Q. 消費者金融を使ってもいいですか?
A. 消費者金融は審査が早い一方、金利が高くなりがちです。まずは無料で相談できる社会福祉協議会・自立相談支援機関に相談することをおすすめします。
本記事は2026年8月時点の情報を基に、再起堂編集部が公開前に内容を確認しています。制度名・金額等は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイト・窓口でご確認ください。
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