日払い・住み込み・寮付き求人を選ぶ前に確認すること

働いて立て直す

今すぐ働いて生活を立て直したい人へ

お金がない。
今の仕事をすぐ変えたい。
住む場所にも不安がある。

そんな時、「日払い」「住み込み」「寮付き」の求人は、生活を立て直すきっかけになります。

ただし、急いで決めるほど、あとで困ることもあります。
特に確認したいのは、次の4つです。

  • 寮費や光熱費はいくらか
  • 入寮するときにお金がかかるか
  • やめる時にお金を請求されることがあるか
  • 給料から何が引かれるか
労働条件を確認する男性の画像です。

まず今日やること

今日やることは、求人に応募する前に「毎月いくら残るか」と「やめる時の条件」を確認することです。

電話や面接で、次のように聞いてください。

  • 「寮費や光熱費を引いたあと、月にいくら手元に残りますか」
  • 「日払いは全額ですか。一部だけですか」
  • 「すぐにやめた場合、交通費や寮の費用を請求されることはありますか」
  • 「やめた後、何日以内に寮を出る必要がありますか」

労働条件に疑問がある場合は、厚生労働省が設置している無料の相談窓口「労働条件相談ほっとライン」を利用してみましょう。全国どこからでもフリーダイヤルで相談可能です。
厚生労働省:労働条件相談ほっとライン


寮・住まいの条件で確認すること

寮付き求人では、給料だけでなく「どこに住むのか」も大事です。

確認すること聞く内容
寮費無料か。有料なら月いくらか
光熱費水道・電気・ガス代は別か
部屋個室か、相部屋か
家具・家電冷蔵庫、洗濯機、寝具などはあるか
備品代レンタル費用がかかるか
通勤職場まで何分か。送迎はあるか
退去やめた後、いつまで住めるか
寮付き求人での確認事項を図示したものです。

給料と日払いで確認すること

「日払い可」は、働いた分をその日に全額もらえるという意味とは限りません。

たとえば、次のような場合があります。

  • 1日に受け取れる金額に上限がある
  • 事前の申しこみが必要
  • 手数料がかかる
  • 翌営業日の振りこみになる
  • 給料の一部だけ前払い
  • 入社してすぐは使えない

大事なのは、求人票の月収ではなく「実際に使えるお金」です。

月収と手取りの違いを図示しています。

働く条件で確認すること

住み込み求人は、仕事と住まいがセットになっています。
仕事が合わない時には、住む場所も同時に失うことがあります。

確認することは次の通りです。

  • 正社員、派遣、契約社員、アルバイトのどれか
  • 契約期間は何か月か
  • 仕事内容は具体的に何か
  • 夜勤はあるか
  • 残業は月にどれくらいか
  • 休みは固定か、シフト制か
  • 社会保険に入れるか

より幅広い選択肢から安心できる仕事を探したい方は、公的な求人検索や職業相談が利用できるハローワークもおすすめです。WEBからの求人検索は以下のリンクからどうぞ。
URL:ハローワークインターネットサービス


やめる時・寮を出る時のルールは必ず確認する

寮付き求人で最も慎重に確認すべきなのが、実は「仕事を辞める時の条件」です。

入念にチェックしておきたいポイントは、次の4つです。

  • 退職後、何日以内に寮を退去しなければならないか
  • 早期退職(すぐ辞めた場合)に、違約金などの請求はあるか
  • 支給された赴任交通費や引っ越し費用の返還義務はあるか
  • 退去時のハウスクリーニング代や修繕費の自己負担はあるか

トラブルを避けるためにも、疑問点を残したまま入寮しないことを徹底しましょう。

労働条件に疑問がある場合は、厚生労働省が設置している無料の相談窓口「労働条件相談ほっとライン」を利用してみましょう。全国どこからでもフリーダイヤルで相談可能です。
厚生労働省:労働条件相談ほっとライン


使える制度・相談先

日払い・住み込み求人だけで何とかしようとしなくても大丈夫です。
状況によっては、公的な相談先や制度を使えます。

住む場所や生活費に困っている場合

もし「次の仕事が決まるまでの生活が苦しい」「住む場所を失いそう」と不安を抱えているなら、民間のお仕事を探すだけでなく、公的なサポートを頼ることも検討してみましょう。

各市区町村には、生活に困っている方のための相談窓口「生活困窮者自立相談支援機関」が設置されています。 ここでは専門の相談員が生活立て直しのサポートをしてくれるほか、条件に合えば、家賃を補助してもらえる「住居確保給付金」などの具体的な制度につないでもらうことも可能です。
厚生労働省:生活困窮者自立支援制度

仕事を探したい場合

ハローワークは、単に求人を探すだけの場所ではありません。窓口での「職業相談」を通じて、今の自分に合った働き方やスキルアップの方法を一緒に考えてもらうことができます。

さらに、一定の条件を満たせば、無料で職業訓練を受けながら、
生活を支える給付金が支給される「求職者支援制度」を利用できる場合もあります。

「まずはスキルを身につけてから、長く安定して働ける仕事に就きたい」という方は、
すぐに求人へ応募する前に、ぜひ一度検討してみてください。
厚生労働省:求職者支援制度のご案内

借金や滞納がある場合

もし現在、借金や家賃、携帯料金、税金などの滞納を抱えているなら、
仕事探しと並行して「返済や債務整理の相談」を進めることが大切です。
お金の悩みを根本から解決しなければ、せっかく新しい仕事が決まっても生活の立て直しが難しくなってしまうからです。

こうした経済的な困りごとについては、国が設立した法的トラブルの相談窓口「法テラス」を利用してみましょう。 経済的に余裕がない方でも、無料で法律相談を受けられたり、弁護士費用の立て替え制度を利用できたりする場合があります。一人で抱え込まず、まずは専門家に相談して一歩を踏み出してみませんか。

法テラス:無料法律相談・弁護士等費用の立替について


困りごと別の相談先

困っていること相談先
住む場所がない市区町村の生活相談窓口
生活費がない福祉窓口、生活困窮者相談窓口
仕事を探したいハローワーク
求人条件が不安労働条件相談ほっとライン、総合労働相談コーナー
給料未払いがある労働基準監督署
借金や滞納がある法テラス、弁護士会、司法書士会
体調やメンタルがつらい保健所、精神保健福祉センター、医療機関
困りごと別の相談先をまとめた図表です。

応募・相談の前に準備するもの

全部そろっていなくても相談はできます。
ただ、手元にあるものはまとめておくと話が早いです。

  • 本人確認書類
  • 銀行口座
  • マイナンバーがわかるもの
  • 履歴書
  • 求人票のスクリーンショット
  • 会社とのメッセージ
  • 契約書
  • 労働条件通知書
応募・相談前のチェックリストを図表で表しています。

注意したい求人の言葉

求人の言葉確認すること
寮費無料光熱費、管理費、備品代は別か
日払い可全額か、一部だけか
即入寮初期費用と退去条件は確認済みか
未経験歓迎仕事内容と体力的な負担は何か
高収入夜勤や残業込みの金額か
赴任費支給すぐやめた時に返す必要があるか
注意したい求人の言葉をまとめた図表です。

寮付き求人が合わない時の別の選択肢

寮付き求人が合わない場合でも、他の方法はあります。

  • 短期・単発の仕事で当面のお金を作る
  • ハローワークで通勤できる仕事を探す
  • 市区町村の生活相談窓口に行く
  • 家賃を助けてもらえる制度を相談する
  • 職業訓練や求職者支援制度を調べる
  • 借金や滞納を法テラスに相談する
  • 体調が悪い時は医療・福祉につながる

焦って無理に合わない環境へ飛び込む必要はありません。
まずはご自身の状況に合わせて、一番相談しやすそうな窓口を一つ選んで連絡してみてください。
一人で抱え込まず、公的な支援や専門家の力を借りながら、少しずつ状況を整えていきましょう。