この記事でわかること
- 生活保護は、生活に困った時に、国が最低限の生活を保障してくれる制度です。
- 相談は、お住まいの地域の福祉事務所で受け付けています。
- 申請から決定までは、原則14日以内です。
- 「扶養照会」という手続きがありますが、事情があれば行われないこともあります。
- 一人で悩まず、まず相談してください。

まず今日やること
まず、お住まいの地域を担当する福祉事務所に連絡してください。電話でも、直接行っても大丈夫です。
生活保護の相談をしたいこと、今の状況(収入、貯金、住まいなど)を伝えてください。必要だと判断されれば、その場で申請書を受け取り、記入・提出できます。
「相談しただけで、必ず申請しなければならない」ということはありません。まずは話を聞いてもらうところから始めて大丈夫です。
使える制度・選択肢
生活保護の手続きは、大きく分けて3つの段階があります。
1つ目。相談です。福祉事務所で、今の生活状況を伝えます。
2つ目。申請です。申請書、同意書、収入申告書、資産申告書などを提出します。働いている場合は給与がわかるもの、賃貸に住んでいる場合は家賃がわかるものも必要です。
3つ目。調査と決定です。申請から1週間ほどで、ケースワーカーが訪問し、生活状況を確認します。同じ頃に、収入・資産・扶養についての調査も行われます。申請から原則14日以内(事情がある場合は30日以内)に、結果が文書で通知されます。

「扶養照会」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは、親族に「援助できないか」を確認する手続きです。
ただし、必ず行われるわけではありません。DV(配偶者からの暴力)や虐待など、事情がある場合は行わないこととされています。不安な場合は、相談の時点で、そのことを伝えてください。
最新の運用は、必ず福祉事務所の窓口で確認してください。
申請先・相談先
お住まいの地域を担当する福祉事務所が窓口です。福祉事務所がわからない場合は、市区町村の役所で聞くこともできます。
生活保護の手前の段階として、生活困窮者自立支援制度の窓口に相談することもできます。
必要書類・準備すること
相談・申請のときにあると良いものです。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 収入がわかるもの(給与明細、年金の通知など)
- 預貯金がわかるもの(通帳など)
- 家賃がわかるもの(賃貸借契約書など、住んでいる場合)
- 健康保険証(あれば)
すべて揃っていなくても、まずは相談してください。
注意点
生活保護には、収入や資産についての条件があります。持ち家や車など、資産の扱いは状況によって異なります。
扶養照会や資産調査があることに、不安を感じる方もいます。不安な点は、遠慮せずに窓口で相談してください。
制度の内容や運用は変わることがあります。最新情報は公式サイト・窓口で確認してください。
使えない場合の代替案
- 生活保護の手前の制度として、生活困窮者自立支援制度を利用する
- 一時的な資金の確保として、生活福祉資金貸付制度を検討する
- 家賃の支払いに困っている場合は、住居確保給付金もあわせて確認する
よくある質問
Q. 生活保護の申請は無料ですか?
A. はい、相談・申請ともに費用はかかりません。福祉事務所への相談・申請はすべて無料です。
Q. 一人暮らしでも生活保護は受けられますか?
A. はい、単身者でも要件を満たせば受給できます。世帯人数によって最低生活費の基準が変わるだけで、単身であること自体は妨げになりません。
Q. 生活保護の申請を家族に知られずにできますか?
A. 申請自体は本人だけで行えますが、扶養照会という手続きで親族に連絡が行く場合があります。DVなど事情があれば扶養照会をしないケースもあるので、不安な点は相談時に伝えてください。
Q. 審査に落ちたら、もう一度申請できますか?
A. できます。状況が変わった場合や、前回の判断に納得できない場合は、再度申請・相談することができます。
Q. 持ち家があると生活保護は受けられませんか?
A. 一律に不可というわけではありません。住んでいる持ち家は保有が認められる場合があるなど、状況によって扱いが異なるため、福祉事務所に確認してください。
本記事は2026年7月時点の情報を基に、再起堂編集部が公開前に内容を確認しています。制度名・金額等は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイト・窓口でご確認ください。
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